フラフラし始めてからもしばらくがんばってみたが、どうやら限界のようだ。
あまりの明るさにやられたのだろうか、息苦しくなってきた。
どうにもならないので、私は一度家の中に戻ることにした。
しかしおかしい。
家の中に戻っても体調は戻らない。
私はあまりの苦しさにその場に倒れこんでしまった。
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ふと気がつくと私はベッドで寝ていた。
いつの間に移動したのだろうか。
しかしいつもと何かが違う気がする。
そこまで考え、ここが自分の部屋ではないことに気づいた。
起き上がり周りを見回そうとしたその時!
私の目に飛び込んできたのは、私が寝ているベッドに突っ伏して寝ているお姉様の姿だった。
私が起き上がると、それに気づいたのかお姉様が目を覚ました。
そしてものすごい勢いでこう聞いてきた。
「フラン! もう大丈夫なの!?」
確かに、体の調子は悪かったが今は何ともない。
それにしてもお姉様のこの慌てようは何だろう。
何にせよ早く安心させてあげたかったのでこう答えた。
「大丈夫。 何ともないよ。」
するとお姉様は心底安心したような表情を浮かべてこう言った。
「良かった…。 あのまま死んじゃったらどうしようかと思ったわ。」
死?
私はそんなに危険な状態だったのだろうか。
確かめずにはいられなかったので聞いてみた。
「私はそんなに危ない状態だったの?」
これを聞くとお姉様は今度は怒ったような表情を見せ、こう言った。
「当たり前でしょ!
日光は危険だとあれほど言っておいたのに!」
そうか、まぶしかったのは日光のせいだったのか。
恐るべし日光。
そんなことを考えているとお姉様はさらに言葉を続けた。
「もう二度と外に出ようとなんてしちゃダメよ!
外は日光に溢れているんだから。」
外に出ようとしていたことがいつばれたのだろうか。
一瞬そう思ったが、玄関前で倒れていればばれるに決まっている。
これに懲りた私はもう外へは出まいと心に誓いこう答えた。
「うん。 わかった。」
それを聞くとお姉様は安心したような表情で笑っていた。
でも、今日くらい表情豊かなお姉様が見られるのならまた倒れてもいいかな。
などと考えていたのは秘密のままだ。
Ending No.6 ─いのちだいじに─
レミリア「命ほど重いものはないわ。永遠の命でもない限り。」
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