角を曲がるとすぐに、上へと続く階段が見えた。
上からは明るい光が漏れている。
外へ出るためにはこの階段を上がるしかない。

他に選択肢もないので、私は階段を上ることにした。
段を上がるにつれ、徐々に明るさが増すのを感じる。
そして、間もなく最後の一段を上り終えた。

目に飛び込んできたのはまっすぐに伸びる通路。
床には紅いじゅうたんが敷かれている。

階段を上ってすぐの間は明るさに目を細めていたが、しばらくすると慣れた。
慣れてみると、意外にも大した明るさではない。
それもそのはず、お姉様も明るいのはあまり好きではないのだから。

さて、まっすぐに伸びる通路を目の前にして私は

  • 普通に進む

  • 警戒して進む