私はそそくさと大きな扉をくぐり、図書館の外へと出た。

するとどうだろう。
先程までずっと聞こえていた音がピタリとやんでいる。
パチュリーは嘘をついてはいなかったようだ。

しばらく廊下を進み、再び十字路のところまで来た。

左に曲がっても地下へ戻るだけなので、私は

  • 右に曲がって玄関へ向かう