私は重要なことを思い出した。
この明るさ、これは日光だ!

このままでは危ないと思い、私は即座に日傘を取り出し広げてみた。
日傘は思いの他大きく、私の体をすっぽり日陰で覆ってくれた。

その状態でしばらく待っていると、体の調子が戻ってきた。
目の方もさすがにもう慣れてきている。

これなら大丈夫だ。
そう確信した私は、初めての外の世界を探索すべく歩を進めることにした。

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